カブト見終わった
後半ものすごくふわふわしてきてふわふわしたまま終わった……。
う~ん……ワームとネイティブの話とか、もっと、こう、なんとかならなかったのかなと。結局異星人が地球征服したいってなってた話なの?共存の話にしても、薄いというか、ちょこちょこ描写はあったけど消化不良に感じる。
でも、本筋に絡まないところが好きだったので、そこを強化されても楽しめなかったかもなあ。後半、地獄兄弟とか風間や剣の話がなかったらキツかった。
本編に関して、渋谷の地下扉を開けたら海岸に出たところからついて行けなくなっていたのかも。アレ結局なんだったんだろう……。
一番好きなキャラは加賀美。弟が亡くなったからか、陸パパに溺愛されてるよね。
がむしゃらで前しか向けない所が好き。戦い方も全然スタイリッシュじゃないのがいい。最後までそういうところが変わらなかったのもいい。
例に漏れず、34話の爆死のシーンは笑ってしまったけど、ガタックは終わりまでちゃんと強かったと思う。噛ませ犬的存在には思えなかったというか。
単純に加賀美は戦い方が下手なんだろーなー、と。とりあえずぶつかって行くしかないから。マスクドフォームの使い方が上手くないというか。
ちょっと気になったのが、ひよりが戻って来てから、加賀美がひよりのこと何も言わなくなったこと。最後のエピローグ、警官になってるのはとてもいいと思うんだけど、まるでバイトなどしていなかったかのような雰囲気で、あれ?となった。
加賀美は目の前のことしか処理できない人で、ひよりが戻ってきてからワームの活動が異様に活発になったりネイティブの事があったりで気が回らなかったのかなとも思うんだけどね。
恋愛関係になれとかそういうんじゃなくて、戻ってきてくれて嬉しかったとかそういう言葉があれば、1話から築いてきた人間関係に意味があるし、共存を考える上でも良かったのではと思う。
天道がひよりひより言い過ぎてるから、加賀美までそうなると話の収集がつかなくなるのでこれで良かったのかな……。
天道は年季の入ったカッコつけなんだと終わり頃に気がついた。まあ天才じゃなくて努力型なのは最初から描写してたな。最後なんで無傷でやって来たんだろうとは思うけど、「天道だから」で納得できる。
ハイパーゼクターも、未来から云々じゃなくて「天道が望んだから」だけで良かったんじゃないかな。まあ、望んだから未来からやって来た、とも言えるんだけど。
欲しいふわふわと欲しくないふわふわが共存していた話だった。キャラはものすごく好きだけど、大筋の話は好きじゃない。そんな感じ。